きくちのまんま新聞

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無農薬無化学肥料栽培で低温圧搾法 良質エゴマ油用のエゴマの種まき 菊池えごま生産組合

JA菊池管内の農家らでつくる菊池えごま生産組合は6月28日、菊陽町の作業場でエゴマの種まきをしました。菊陽町を中心に大津町などの山間地で15人の生産者が約460アールを栽培。地域の特産にしたいとエゴマ油を製品化し、JAの直売所や県内の大手デパートなどで販売しています。昨年からグリーンコープとの取引きも始めました。

 

 生産組合の上村幸男組合長は「無農薬、有機質肥料で栽培し、低温圧搾法で絞る。良質な油が出来ている。今年も良い苗を育て、しっかり栽培していきたい」と話しました。

収穫は10月末ころ、約3トンの収穫を見込む。熊本県独自の生産基準に基づいた「有作くん100」(熊本型特別栽培農産物)の認証も受けています。

土地の有効利用を目的に2015年に研究会を設立し、イノシシや鹿が食害しないエゴマを選んで生産を開始。毎年約1万本の「きくちのえごま油」(45㌘入り、税込1836円)を製造。熊本大学薬学部と連携し、エゴマの持つ動脈硬化予防に効果的なαリノレン酸について研究を深め、広めていきます。