ほっと一息
2024.07.11
おしゃれ上手でシンプルライフ サマーカーディガンの着こなし
JA広報通信2009年6月号
ファッション・エッセイスト●フランソワーズ・モレシャン
カーディガンは女学生や会社の制服をイメージして、おしゃれじゃないと思っている人はいませんか?
ところが今、カーディガンはとてもおしゃれなのですよ。特に薄手のサマーカーディガンは、夏のおしゃれの定番といってもよいでしょう。
最近、バレエ人気の高まりによって、バレエのシューズやタイツなどが、ファッションの流行に取り入れられています。カーディガンの流行もバレエから生まれました。バレリーナは練習が終わると、肩を冷やさないように、必ずサマーカーディガンを羽織るのです。
バレリーナでなくても、夏は冷房で肩などを冷やしてしまいます。そんなとき、サマーカーディガンは上着を持ち歩くよりも軽く、畳むとバッグに入れることもできるので、夏の必需品となります。
カーディガンの着こなしには3通りあります。まずは普通に着ること。このときボタンを全部掛けると、きちんとし過ぎておしゃれじゃありません。おしゃれの基本は「ちょっとふまじめ」がポイントです。ですから、ボタンをすべて掛けない、もしくは上から2、3個のボタンは掛けない着こなしを試してみましょう。
次に袖に腕を通さず、肩に羽織る方法があります。袖を前に持ってきて胸元で軽く結んだり、カーディガンをショールのように首元で巻いてみたり。カジュアルで若々しいおしゃれが演出できます。
そしてパリジェンヌの得意技は、カーディガンをウエストに巻く方法。おしゃれだけでなく、ヒップにかけての太さを少しごまかせます。
カーディガンの色はオーソドックスな紺色、または明るいイエローや赤といったショッキングカラーもいいでしょう。できるだけモノトーンを選んで、柄物は避けた方が無難です。