きくちのまんま新聞

きくちのまんま新聞

種ショウガの植え付け 栽培管理の徹底で品質向上と反収アップを目指す

JA菊池管内で種ショウガの植え付けが始まりました。同JA生姜部会は3月中旬に栽培講習を行い、種付け前の準備を終えた部会員らは圃場や天候を見ながら4月中旬から種ショウガの植え付けを始めました。

 

菊池市泗水町でショウガを栽培する園田大輔さん(36)は、祖母が亡くなったのを機に勤めを辞めて就農。露地栽培できるものと考えショウガ栽培を始め、今年3作目となる種の植え付けをしました。1作目は苦労と失敗があったといいます。それを糧に2作目は反収4トンと、部会平均の2、6トンを大幅に上まりました。園田さんは「圃場の管理や水の大切さを感じた。今年も学んだことを活かし、大粒で品質の良いショウガを作り更に収量を上げていきたい」と意気込んでいます。

 

園田さんは、昨年からナスの露地栽培も始め、ショウガとナスの複合経営を目指しています。

 

JAの後藤真智指導員は「生姜部会はベテランから若手まで幅広く、刺激し合い、知恵を分かち合い活気がある。更なる品質向上とブランド確立に向け、現地講習や視察研修なども増やしていきたい」と話しました。