ほっと一息

ＪＡ広報通信２０２４年５月号

日本体育大学准教授●伊藤由美子

　梅雨の季節、天候などの影響で体調に不安を感じることはありませんか?　何となく気分が沈みがちになることもあるかもしれません。普段に比べて室内で過ごす時間が多くなる場合は、五感（視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚）を大切にしながら過ごしてみてはいかがでしょうか。例えば、季節の花々を室内に飾ったり、お気に入りの音楽を聴きながらリラックスしたり、あるいは、旬の食材を献立に取り入れるなど、日常生活の中で五感を刺激できるような楽しみ方を見つけてみましょう。

　さて、今回は腕と脚を曲げ伸ばす運動を紹介します。天候によって外出の機会が減少する場合には、室内でいすに座りながら体を動かしてみましょう。毎日少しずつ、無理のない範囲で取り組んでくださいね。水分補給と適度な塩分補給もお忘れなくお過ごしくださいね。

レッツ、トライ!　腕を曲げ伸ばす運動+脚を曲げ伸ばす運動+足踏み

（1）いすに座り、準備をします。

（2）両腕を前に出します。同時に片脚を斜め前に出します。

（3）両腕を曲げながら、片脚を元の位置に戻します。

（4）両腕を前に出します。同時にもう一方の片脚を斜め前に出します。

（5）両腕を曲げながら、片脚を元の位置に戻します。

（6）足踏みを8回行います。

7つの部位を使った体操プログラム「The Taiso（ザ・タイソウ）」世界MIX編（協力：JTB）はコチラ

日本体育大学准教授　伊藤 由美子（いとうゆみこ）

千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。専門領域は体操。（公財）日本体操協会一般体操委員会委員長。体操や健康に関する情報をお届けします!