ほっと一息

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2024.02.09

子育てQ&A 朝食を抜きがちな子どもが心配

JA広報通信2011年2月号

社団法人母子保健推進会議会長●巷野悟郎

 

 

Q 6歳の長男は今年入学です。今は保育園に行っていますが、夜寝るのが遅くて、朝早く起きられないため、朝食もそこそこに登園します。ときには朝食抜きです。学校へ行くようになって、大丈夫かと心配です。

 

 

A 近年、朝食を取らないまま登園するお子さんが増えているようです。そのため幼稚園によっては、このようなお子さんのために食事を用意しているところがあります。それはそれで朝食を取っていることになるから、午前中は問題ないでしょう。

 しかし、朝食を取らない原因が、朝起きられないからとなると、これは入学前にぜひとも直しておきたいものです。午前中の明るい光の中で運動や勉強をすることが、子どもには大切だからです。そのためには朝きちんと起きて朝食を取ることが前提です。文部科学省が「早寝早起き朝ごはん」を進めているのは、その理由があるからです。

 早く寝て睡眠を十分に取ることで元気に朝を迎え、午前中の力をつけるために朝食を取るのです。入学を控えたこの機会にお子さんと話し合って、まずは早く寝る習慣をつけましょう。

 お子さんも入学を楽しみにしているでしょうから、なぜ早く寝なければならないかを説明すれば理解すると思います。

 何時ごろ寝るのがよいかということですが、早ければ8時ごろ、遅くても9時ごろを目標に話し合ってみましょう。早起きができ、朝食をゆっくり食べる習慣がつけば、午前中の遊びもきっと楽しくなることでしょう。