ほっと一息

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2023.08.27

進めよう!! みんなのよい食プロジェクト

JA広報通信2009年9月号

 

 JAグループが本格的に進めている「やっぱり国産農畜産物推進運動~みんなのよい食プロジェクト~」をご存じですか。シンボルマークの笑味ちゃんを「あっ、見たことがある」という方もいるかもしれません。どんなプロジェクトなのか、皆さんにご紹介します。

シンボルマーク「笑味(えみ)ちゃん」が 「よい食」を全国に広めています。

食という文字をモチーフに作りました。皆さんが笑顔になれる味を生産者と消費者が一緒になって作っていけるように、という意味が込められています。

「よい食」について考えよう

 このプロジェクトは、生産者、消費者の皆さん一人ひとりに、「よい食」についてあらためて問い直し、国産農畜産物の良さを再認識してもらおうという運動です。収穫の秋、そして食欲の秋。食が最も豊かなこの時期、一緒に考えましょう。

一人ひとりの思いを大きな輪に  これまでも、安全・安心な農畜産物を消費者にお届けするトレーサビリティーや環境への負荷を軽減する環境保全型農業、地産地消などの推進を通じ、国産の良さを訴えてきました。

 しかし、一人ひとりの自覚と行動がなければ、次の世代に豊かな農業と自然を残すことはできません。「みんなのよい食プロジェクト」を通じ、この運動を日本の食、農、環境を守る全国規模の大きな輪にしたいと考えています。

「よい食プロジェクト」を 楽しく盛り上げるテレビCMにも!

 

各地でさまざまな取り組み  JAグループでは、各地で創意工夫を凝らしたさまざまな取り組み、食イベントを展開しています。「よい食プロジェクト」の内容を記したチラシやポケットティッシュなどを配布する街頭宣伝活動はその一例です。

食に関連したイベントも積極的に展開

 

 そのほか、イベントにも積極的に参加。全国段階では農林水産フェスティバルなど、食に関連したイベントに「よい食」のブースを開設しました。現在の日本の食事情やJAグループの取り組みなどを紹介して、消費者や企業に「よい食プロジェクト」への理解を深めてもらい、消費者との連携を強める活動を展開しています。また今年度から「弁当の日」の実践・啓発を始めています。

「弁当の日」の実践

 

「よい食」をみんなで広げよう  JA役職員・組合員のシンボルマークバッジの着用や直売所、事業所でのポスターやのぼりなどの掲示、組合長などトップ層による「よい食 宣言」、マスコミへの資料提供などを通じ、生産者、消費者にこの運動への理解と賛同を呼び掛け、国産復権へのうねりをより強固なものにしていくために活動しています。

 組合員の皆さんも、この運動に賛同していただき、プロジェクトの輪を共に広げていきましょう。

 

 


JAグループは各地で「よい食プロジェクト」を推進しています

 

 

 

私たちの食を取り巻く情勢は どんどん変化しています

日本の食料自給率*の推移

 

日本の食料自給率は、1965年度に73%ありましたが2008年度には、41%となりました。これは先進国では最も低い数値です。これまでは足りない分は輸入に頼ってきましたが、近年それも簡単にはいかない事態が起こってきています。

 

フード・マイレージとは、農畜産物の生産地から皆さんの食卓に上るまでを「距離×重さ」で表したものです。この数値が高いほど、遠くからたくさんの農畜産物を運んでいることになり、地球環境の面からもCO2の排出などマイナス要因となります。この数値を低くするためには地産地消が最も適しています。