きくちのまんま新聞

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JA菊池女性新入職員菊池地方の豊作祈願 菊池市の菊池神社御田植祭

菊池神社の献穀田御田植祭が6月27日、菊池市にある神社献穀田でありました。神職が雅楽を演奏する中、JA菊池の女性職員5人が、早乙女に扮(ふん)して、白丁(はくちょう)姿の神社総代5人と共に「ヒノヒカリ」の苗を一株ずつ、丁寧に植え付けました。

 

菊池地方の豊作を祈願する伝統行事で、1958年から続く。神社奉賛会員やJA、行政関係者20人が参列しました。苗は太田主の永田正一郎さん(71)が栽培。10月の抜穂祭(稲刈り)まで永田さんが管理します。

 

永田さんは「今年も無事に開催でき良かった。農家は厳しい状況だが、伝統行事で明るく頑張れる。日本人の元気の源であるお米のありがたみを感じ、たくさん食べてほしい」と述べました。

 

早乙女役を務めた川端晶さんは4月に入組したばかり。「おいしいお米が実ってほしいと思いながら植えた。土で足がぬかるむ中、1本ずつ手で植える大変さを実感し、昔の方々の大変さを知った。改めてお米に感謝しながら食べようと思った」と話しました。