きくちのまんま新聞

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種蒔き、育苗支援 作業負担解決に育苗センターと協力

JA菊池は、高齢化による作業負担、人員不足などの解決策として管内の育苗センターと協力し、水稲苗を育苗しています。6月2日から30日まで、毎週金曜日に、注文した農家への受け渡しを行いました。

 

2021年4月から、試験的に水稲苗の出荷を始め、昨年から注文範囲を広げ本格化。昨年は5655箱、今年は5942(「ヒノヒカリ」、飼料用稲「夢あおば」など)箱の注文がありました。苗を受け取りに来た農家からは「大変だった種蒔きをしないですみ、いい苗ができ、とても助かる」と喜ばれています。

 

同JAは2020年11月、(株)九州野菜育苗センターとの業務委託契約を結び、同センターの社員がJAの集荷作業や収穫作業の農家の手伝いをしており、JAの農家支援隊の隊員がセンターの仕事をするなど、業務を互いに補い合っています。

 

営農部営農企画課の松本賢一郎課長は「今後もやりとりをしながら業務内容を検討し、地域農業の振興に役立てていきたい」と話しました。

同育苗センターは竹内園芸のグループ会社の1つで、県内各地に野菜苗を生産し出荷。食育や地域貢献にも力を入れています。菊池市とは農業・地域振興に向けての連携協力に関する協定も結んでいます。