組合長からのメッセージ

組合長からのメッセージ

組合長からのメッセージvol.121

お読みいただきありがとうございました 感謝!!

 

 10年ほど前、JA全中主催の常勤フォーラムに出席し、広報分科会でパネラーとして参加しました。10万人の組合員がいる関西のJAから「今はトップの考え方が大事で積極的にさまざまな媒体を使いながら広く地域住民、国民に発信することが大切である」と述べられました。ずっと覚えていたものの具体的に行動したのは8年前からです。

 組合員、地域住民にJA菊池の考え方や想いを伝えたいと「組合長メッセージ」を書くこととしました。ホームページにコーナーを設け、2016年1月vol.1として一年間の目標と、今年の漢字一文字を「挑」にしたことの理由をメッセージに込めました。

 

 

 その年の4月に熊本地震が発生。恐怖、女性部の炊き出し、ボランティア、青壮年部、職員の農家支援、国会議員の方々の視察等を発信。森山農水大臣は来熊5回、内4回菊池を訪ねていただき、要請文を4回とも手渡しすることができ、そのこともメッセージで伝えました。全国から励ましの言葉、物品、労働支援等を数多くいただき、感謝の言葉しかありませんでした。

 

 その他、SDGs、みどりの食料システム戦略等、飼料米、えこめ牛、堆肥入り複合肥料「エコぷらす」を率先して他JAより早く商品化できたことなど、地球温暖化防止対策についても発信しています。

 

東京農業大学と包括連携協定を結び、カスミソウからの花酵母でつくった日本酒「花純」。その酒粕に漬け込んだ「チーズ」の商品化。

 

熊本地震後すぐにBCP(事業継続計画)を作成していたことで、新型コロナ発生では、すぐに対策会議を開き対応することができました。2019年2月25日からコロナが終息してきた先日まで、企画会議メンバー25名で207回の実開催を行い、クラスターの発生を防止できました。

 

 

ウクライナ侵攻やコロナの発生により、飼料・燃油・肥料価格高騰で、農業経営が厳しい状況に陥りました。当JAは全国に先駆け「菊池地域農業危機突破緊急集会」を開催。国への要望を訴え、組合としての連帯が確認できました。

 

 

 その時々の出来事に想いをのせて組合員、地域住民へより早く確実にメッセージを伝えることができました。時には全国主要新聞、テレビ局等からも取材申し込みがあり、トップの発信は大切だとつくづく思ったものです。

今回のメッセージをもって最終回といたします。長い間お読みいただき、ありがとうございました。感謝申し上げ筆を置きます。

 

 

代表理事組合長 三角 修