きくちのまんま新聞
2024.07.24
無農薬無化学肥料栽培で低温圧搾法 良質エゴマ油用のエゴマの種まき 菊池えごま生産組合
JA菊池管内の農家らでつくる菊池えごま生産組合は6月28日、菊陽町の作業場でエゴマの種まきをしました。菊陽町を中心に大津町などの山間地で13人が約360アールを栽培。
皆の健康と、地域の特産にしたいとの願いを込めてエゴマ油を製品化し、JAの直売所や県内の大手デパート、ネットなどで販売。グリーンコープとの取引もあります。今年は、ペット用のサプリも開発中。
収穫は10月末ころで、約2トンの収穫を見込む。生産組合の上村幸男組合長は「無農薬、有機質肥料で栽培し、低温圧搾法で絞る。良質な油が出来ている。今年も良い苗を育て、しっかり栽培していきたい」と話しました。
土地の有効利用を目的に2015年に研究会を設立し、イノシシや鹿が食害しないエゴマを選んで生産を始めました。県独自の生産基準に基づいた熊本型特別栽培農産物「有作くん100」の認証も受けています。
毎年約1万本の「きくちのえごま油」(45グラム入り、税込1836円)を製造。熊本大学薬学部と連携し、エゴマの持つ動脈硬化予防に効果的なαリノレン酸について研究を進めています。