女性部

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2024.07.02

菊農生のSDGs活動にJA女性部員が協力 穂先タケノコの塩漬けを共同作業

 県立菊池農業高校農業科のSDGsプロジェクト班は、4月中旬から下旬にかけて、タケノコの加工品づくりをしました。同班は2019年に先輩らが始めた放置竹林問題解決のための活動を展開、竹資源を活用した環境保全や商品開発に取り組みます。

 

加工に使ったタケノコは、人の背丈ほどに伸びた幼竹の先端部分の「穂先タケノコ」と呼ばれるもので、近隣のタケノコ農家から分けてもらいました。切ったあとのタケノコ下部は枯れ、放置竹林の侵入・拡大を抑えることつながるといいます。

 

加工品づくりには、JA菊池女性部泗水支部の部員4人が協力し、タケノコの塩漬け作りをしました。タケノコの皮をむき、4~5センチメートルの拍子切りにして、タケノコに塩をもみこみ、重石を乗せて塩漬けにしました。その後、天日干しで「干しタケノコ」にします。

 

乾燥することで、年間料理に活用できるのでタケノコの消費が増え、需要が増えればタケノコ生産の向上と、竹林の活用が復活し、竹林荒廃解決につながるのではと考えます。干タケノコを使った料理も考案中です。

 

同班農業科3年の川上侑真さんは「女性部の方もこの取り組みに大変関心を持っていただきうれしかった。包丁の使い方やコツなども学ぶことができて良かった」と話しました。これから川上さんは受験に集中するため、今後の活動は2年生にしっかり活動継承するといいます。

 

同女性部泗水支部長の村上保代さんは「SDGs活動は女性部のテーマでもあり、活発に活動を行っている。若い高校生の考えを合わせて、これからも協力できるところはどんどん一緒に取り組みたい」と意欲的。

 

同校農業科の岩坂大輔教諭は「応援いただきありがたかった。これからも生徒らが地域に愛着を持ち、貢献できるように頑張ってほしいと話しました。