ほっと一息

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2024.01.20

体を動かすためのヒント 手軽に体操 腸を整えてより健康な毎日を!

JA広報通信2024年1月号

日本体育大学准教授●伊藤由美子

 日本生活習慣病予防協会では、毎年2月を「全国生活習慣病予防月間」として位置付けており、2024年は「少食で腸活!」をテーマに掲げています。
 腸の構造は主に「小腸」と「大腸」の二つに分けることができます。食べたものを消化したり、栄養素や水分を吸収、排せつしたりする働きがあります。免疫機能を担ったり、ホルモンを分泌したりなど、腸の働きは私たちの体や健康に深く関与しているといわれています。
 まずは、食習慣を見直してみてはいかがでしょうか? 毎日朝食を取ることや、よくかんで食べること、腹八分目を心がけることなど、腸に負担をかけ過ぎないようにお過ごしください。食習慣の見直しのみならず、生活習慣にも気を配りたいですね。日頃の生活に適度な運動を取り入れ、腸を刺激し、腸の活性化を促しましょう。
 今回は腰をねじる運動を紹介します。座った状態など、長時間にわたって同じ姿勢が続く場合には、いったん体を動かして心と体の気分転換を図りましょう。

レッツ、トライ! 腰をねじる運動

(1)いすに座り、準備をします。

(2)片腕を曲げて腰をねじり、肘で机をタッチします。腰をねじるときは息を吐きながら行いましょう。

(3)元の姿勢に戻ります。

(4)反対側も同様に片腕を曲げて腰をねじり、肘で机をタッチします。

(5)元の姿勢に戻ります。

7つの部位を使った体操プログラム「The Taiso(ザ・タイソウ)」はコチラ

日本体育大学准教授 伊藤 由美子(いとうゆみこ)


千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。専門領域は体操。(公財)日本体操協会一般体操委員会委員長。体操や健康に関する情報をお届けします!