ほっと一息

ＪＡ広報通信２０２３年１２月号

日本体育大学准教授●伊藤由美子

　新しい年の始まり、皆さんはいかがお過ごしですか?

　生涯を通じた心身の健康を考えた場合、運動のみならず、食生活にも気を配りたいですよね。1月は、おせち料理や七草がゆなど、行事にまつわる料理があります。伝統行事やお祝いのときにいただく料理には、家族の幸せや健康などを願う意味が込められています。新年の抱負とともにご自身の健康面についても目標を立ててみてはいかがでしょうか。

　さて、仕事始めを迎えたものの、倦怠（けんたい）感や眠気など、不調を感じることはありませんか?　一日の始まりに朝日を浴びて、幸せホルモンの「セロトニン」を活性化させ体の調子を整えましょう。今回もいすに座りながらできる運動を紹介します。仕事の合間に体を動かして気分転換を図ってくださいね。今年も健康で幸せな毎日が過ごせますように。

レッツ、トライ!　体側を曲げ伸ばす運動

（1）いすに座り、手を組んで準備をします。

（2）手のひらを返して上に向け、両腕を伸ばしながら体側（体の側面）を曲げ伸ばします。同時に脚もストレッチしましょう。

（3）（1）の姿勢に戻ります。

（4）反対側も同様に、両腕を伸ばしながら体側を曲げ伸ばします。同時に脚も伸ばします。息を吐きながら行ってみましょう。

（5）（1）の姿勢に戻ります。

7つの部位を使った体操プログラム「The Taiso（ザ・タイソウ）」はコチラ

日本体育大学准教授　伊藤 由美子（いとうゆみこ）

千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。専門領域は体操。（公財）日本体操協会一般体操委員会委員長。体操や健康に関する情報をお届けします!