メロン

メロン

メロンについて

栄養について

菊池地域は、山々を覆う火砕流堆積物がろ過した豊富な湧水を源流とする菊池川、迫間川、白川などが流れ潤す九州有数の農業地帯であり、火山灰が堆積した水はけの良い土壌は、メロンの栽培に適した条件が整っており、栽培が盛んに行われております。メロンには、カリウムが豊富に含まれているため、余分な塩分を排出してくれ、90%を占める水分の利尿作用とあいまって、高血圧や肥満予防効果、即効性があるエネルギー源のブドウ糖や果糖、疲労回復効果のクエン酸を含んでおり、植物繊維が少なく消化が良いため、病気見舞いなどに重宝されています。菊池地域で栽培されるアールスメロンにおいては、高貴な香りと食味とすぐれた特徴をもつ、雅、ヴェルダーの2品種の栽培を行っており、両品種とも白肌でネットの入りが非常に美しいのが特徴です。栽培においては、化学肥料を減らし、有機栽培により近く行っており、農薬散布においても、適期防除指導による減農薬栽培に取り組み、「安全で安心」な生産に取り組んでおります。

主な産地

菊池・七城・泗水・大津・菊陽

品種

アンデス、フェスタ、アムス、イエローキング、アールス(雅、ヴェルダー)

出荷予定

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

 

 

春メロン出荷最盛 JA菊池メロン部会

JA菊池メロン部会の春メロンが出荷最盛期を迎えています。品種は「アンデス」「フェスタ」を中心に、「イエローキング」「クンシー」4品種。糖度も乗り、品質良好。部会員数の減少はあるが、ベテラン農家が高品質で、消費者ニーズに合ったカット可能な大玉生産に取り組んでいます。メロン産地の維持と農業経営安定を図ります。

 

 古荘正光部会長は「後継者不足による作付面積や生産量の減少などの課題もあるが、生産履歴の記録・回収・チェックの徹底、土壌分析による土作りなどで品質向上に努めている。肥大も良く、甘くいいメロンができている」と力を入れています。

 

JA担当の岩根正孝指導員は「3月に高温が続いたことで生育が早く進み、例年より7日ほど早くピークを迎えた。フェスタメロンは人気で、JAオリジナルのメロンゼリーにも使用。生産を増やしているが追い付かない状態だ」とうれしい悲鳴。

 

JAでは、2カ所の営農センターで集荷をし、植木町にあるJA熊本経済連第一園芸集送センターに持ち込み出荷。出荷は5月下旬までです。