きくちのまんま新聞
2023.06.08
春ニンジン出荷本番 オゾン殺菌と保冷庫で鮮度保持
県内一の出荷量を誇るJA菊池管内の春ニンジンが出荷本番を迎えています。JAニンジン選果場に集荷されたニンジンは、オゾン殺菌や保冷庫での保存で鮮度を保ち、日持ちのいいニンジンを市場の要望や用途に合わせて出荷します。主な出荷先は、熊本県内をはじめ広島や京都方面で、6月中旬頃まで日量30トンの出荷を見込んでいます。
集荷場には掘りたてのニンジンが泥付きのまま持ち込まれます。水槽で泥を落し、3段階のブラシング後には、冷水プールで冷やされ、オゾン殺菌シャワーを浴び選別されます。箱詰めは3L~Sまでで、大きさや品質により13等階級に振り分けられ保冷庫で保存。
JAの西淳史指導員は「本年産は播種前後の乾燥や、冬場の低温により肥大は鈍く小玉傾向だが品質は良好」と話した。主な品種はベータリッチ、紅うらら、TCH-711。栽培戸数は31戸で、54ヘクタールを栽培する。サラダやジュースにも最適と、管内の農産物市場でも人気商品となっています。