ほっと一息
2023.05.22
日本の「農」と「食」を学ぶ キュウリ
JA広報通信2023年5月号
●日本農業検定事務局
キュウリは5月ころから定植が始まります。標準幅の畝を作り、定植2週間前までに堆肥や苦土石灰を施し、1週間後に化成肥料を施してよく耕します。マルチ張りは定植の1~2週間前に行うと地温が高まり根付きが良くなります。
問題 キュウリについての説明で、正しいものは次のうちどれですか。
(1)キュウリの種類には、白いぼキュウリと黒いぼキュウリがあり、日本で流通している大半が、果実の皮が薄くて歯切れの良い黒いぼキュウリである。
(2)定植する苗を購入する場合、つる割れ病と疫病に耐性のあるカボチャ台木の接ぎ木苗を選ぶと良い。
(3)キュウリの根は深く伸びるので、乾燥に対しては強い。
(4)果実の表面に「ブルーム」という白い粉が付くキュウリが、現在の生産の主流となっている。
解答:正解は(2)です。
解説:キュウリは直まきもできますが、購入苗の場合はつる割れ病と疫病に耐性のある、カボチャの台木の接ぎ木苗を選ぶと良いとされています。キュウリの種類には、白いぼキュウリと黒いぼキュウリがあり、日本で流通している大半が、果皮が薄くて歯切れの良い白いぼキュウリです。根が浅く、乾燥には弱いので水分は欠かせません。果実の表面に「ブルーム」という白い粉が付かない「ブルームレスキュウリ」が、現在の生産の主流となっています。
『新版 日本の農と食を学ぶ 中級編』(112ページ)より