きくちのまんま新聞
2023.04.12
カスミソウ酵母を使った日本酒「花純」 仕上がり上々
JA菊池が日本初となる「カスミソウ酵母」を使った日本酒「花純」が今年も仕上がりました。2年目の販売で、今後は4月中旬に瓶詰めし、下旬には限定2400本を発売する予定です。瓶詰め前の仕上がり具合いを確認するため「花純」造りを担当する営農部営農企画課の松本賢一郎課長ら関係職員が3月29日、津奈木町の亀萬酒造(資)の酒蔵を視察しました。
同社の竹田珠一代表は「慣れないカスミソウ酵母の使用に神経を注いだ。昨年より発酵力が強く、泡の処理が大変だった。一年目の経験を活かし、よりおいしいお酒になった」と嬉しそうに話しました。
松本課長は、カスミソウ酵母の日本酒が製造されるタンクをのぞき、発酵のようすや香りなどを体感。竹田代表と販売に向け、念入りに打ち合わせた。「昨年は販売して3か月で完売した。さわやかですっきりした味わいが好評で、楽しみにしている人が多い。2年目もいいお酒を造ってくれて感謝しかない」と笑顔を見せました。
酵母は、菊池市で栽培されたカスミソウから全国で初めて採取した、日本酒に合う「菊池オリジナルのカスミソウ酵母」、米は「菊池産ヒノヒカリ」、水は熊本名水百選にも選ばれた地元の「前川湧水」を使っています。