今月の本

JA広報通信２月号

●農山漁村文化協会・農業書センター

　記憶という荷物を下ろし始めたさとちゃんは、ママのお母さん。そして、わたしのおばあちゃん。おばあちゃんに忘れられてしまったママはこれまでの思い出の荷造りを始める。やがて訪れるお別れを前にして、ママからおばあちゃんへの、そしてわたしへの思いが語られる……。直木賞作家・桜木紫乃さんによる初の絵本です。

集英社／桜木紫乃文・オザワミカ絵／1870円

　40年間の看護職を経て、20年にわたり地域介護をけん引してきた80歳現役看護師の奮戦記。故郷や自宅で穏やかに最期を迎えられるよう、一人一人の老いや認知症をありのままに受け入れる先駆的な介護・看護実践の記録です。

農文協／江森けさ子著／1980円

『現代農業』『うかたま』を出版している農山漁村文化協会の直営店、農業書センターでは、自費出版など一般書店で入手できない本も含め農業に関する本約3万冊を在庫。ネット通販「田舎の本屋さん」も営業中です。