きくちのまんま新聞

きくちのまんま新聞

BCPを続けるために

JA菊池は2月1日、新型コロナウイルス感染症対策本部会200回目を開きました。熊本県で初めての新型コロナウイルス感染者が発生した2020年2月21日の5日後に、第1回目を開き、定期的に続け難局を乗り越えてきました。

 JAは2016年の熊本地震を機に、独自のBCPを17年9月に作成。毎年見直しを続けながら、机上訓練も行ってきました。20年には、新型コロナウイルスという想定外の出来事に、感染拡大した場合の対応も職員間で協議し、防災への意識を高めました。当初は2日毎に会議を開き、管内の情報収集に力を入れていました。

 

 徐々に職員や職員家族にも感染者が出始め、昨年12月には県内感染者の増大でJA内でも拡大し、業務への危機も迫りました。スプリット体制、バックアップ体制をとり、一週間交代、一カ月交代により、リスクの軽減、訓練に努めた成果が表れました。

三角修組合長は「事業継続計画(BCP)をどのような体制で、どのようにつくらなければならないかを考え続けた3年間であった」と話し、「このように長い期間の闘いになるとは思わず、今も気が抜けない状態であるが、定期的な会議により、管理者の意識の統一、迅速な対応が出来ている。これからも難局に打ち勝つJAでありたい」と語りました。