ほっと一息
2023.02.20
シニアのためのネットリテラシー講座 ネット・SNSでの情報収集のこつ
JA広報通信1月号
成蹊大学客員教授/ITジャーナリスト●高橋暁子
情報収集には、ネットやSNS(会員制交流サイト)が便利です。
知りたい情報や欲しい商品があるときは、グーグルやヤフーなどで検索してみましょう。検索したら、表示されるサイトを上位から順番に見ていきましょう。ただし、「広告」「PR」などと付いているものは広告なので気を付けてください。知りたい情報によっては、ツイッターなどのSNSでの検索も取り入れてみましょう。
◎アンド検索を使って詳しく知ろう
検索サイトで検索するとき、「アンド検索」を使うとさらに知りたい情報が得られやすくなります。アンド検索とは、間にスペースを空けて複数キーワードを並べて検索する方法です。こうすることで、両方のキーワードを含むサイトが検索対象となるのです。
例えば「コーヒー 入れ方」で検索すると、コーヒーのおいしい入れ方が調べられます。
「コーヒー」で検索したとき、虫眼鏡のマークと共に「コーヒー メーカー」「コーヒー ドリップ」「コーヒー 入れ方」などのキーワードが出てきます。これは検索キーワード候補なので、気になるものをクリックしてみましょう。
なお、「コーヒー」と検索したとき、自宅近くのコーヒーショップがマークで示された地図も表示されるので、場所を調べるために活用してみましょう。
◎たった今起きていることは、ツイッターで検索しよう
ツイッターは一般ユーザーからの口コミや感想などが検索できるので、たった今起きていることを調べたいときに便利です。
例えば、地震、電車の遅延などがあったときは、いち早く震源地や規模、遅延の理由などの情報が得られる可能性があります。ただしデマも混じっていることがあるので、メディアなどの信頼できるアカウントの投稿を見るようにしたいですね。放映中のドラマや野球の試合などを検索すると、他の人の感想なども見られるのでより楽しめますよ。
成蹊大学客員教授/ITジャーナリスト 高橋 暁子(たかはし あきこ)
SNS、10代のネット利用、情報モラルリテラシーが専門。スマホやインターネット関連の事件やトラブル、ICT教育に詳しい。NHK『あさイチ』『クローズアップ現代+』などテレビ出演多数。SNS関連の著作は20冊以上。