ほっと一息
2023.01.23
体操●ぶらぶら体操(3) 8の字ぶらぶら体操
JA広報通信1月号
あきカイロプラクティック治療室●檜垣暁子
私たちの生活の中には、さまざまなストレスがあります。適度なストレスは、生きていくために必要な刺激となりますが、過度のストレスは体に悪影響を与えます。
悪影響を受けた場合は、体の筋肉が過度の緊張状態となります。まず自覚症状として感じるのは、肩や首周辺、肩甲骨の辺り、背中、腰の緊張でしょう。
この緊張は、悩みごとや問題にぶつかったり考えごとをした際に起こる「脳を使うことが原因」の場合があります。例えば、「嫌だなぁ」と思う状況では、自然と肩に力が入り、肩をすくめた状態になっていたり、睡眠中にも無意識に歯を食いしばり、顔や首の筋肉に負担をかけているケースがあります。
あまり自覚症状を感じない場合は、疲労が蓄積し、あとでひどい肩凝りや頭痛を招く可能性もあります。こうした自覚症状のない場合でも、8の字ぶらぶら体操を行い、体の緊張状態が続かないようにしましょう。すでに凝りが気になる方は、血行を改善し、自然に脱力することを目指して行ってみましょう。
(1)両足を軽く開いて立ったら、左右の腕を右側上方へ。そのまま両腕を左側へ、脱力させながら振り下ろします
(2)その勢いのまま、左右の腕は左側上方へ移動します。そのまま両腕を右側へ、脱力させながら振り下ろします
(3)(1)、(2)の動作をする際に、数字の「8」を横倒しにした形「∞」になるように、意識をして、両腕をぶらぶら動かしていきます。気持ち良く肩や背中がリラックスできるまで、繰り返してみましょう。上手に脱力できていると、多少体全体が左右に揺れます
檜垣暁子(ひがき あきこ)
あきカイロプラクティック治療室・副院長。国内ではまだ少ない女性カイロプラクティック学士。オールアバウトにて肩凝り・腰痛コラムを連載中。日本カイロプラクターズ協会会員。米国アクティベータメソッド上級。