きくちのまんま新聞
2022.12.15
おいしいお茶の淹れ方児童に教えて10年目 JA菊池茶部会青年部
JA菊池茶部会青年部は11月18日、菊池郡大津町の美咲野小学校で、お茶講座を開きました。地域の茶や茶摘み、おいしく淹れる方法、水出し緑茶の作り方などを教え、お茶の魅力を伝えました。家庭科の授業として定着し10年目。5年生4クラス137人がお茶を淹れて味わいました。
講師を務めた同部の瀬川竜次さん(43)は、大津町で茶の栽培、製造を行います。日本茶インストラクターの資格を持ち、茶の魅力を伝える活動を続けています。瀬川さんは茶の種類や水出し緑茶の効能などを説明。応援にかけつけた同青年部の矢野哲郎さん(43)、森田哲生さん(42)と共に小学生にお茶のおいしい淹れ方を指導。JAの茶部会担当者も駆けつけ協力しました。
児童らは、茶の話を熱心に聞き、実際に茶を淹れて味わいました。「急須で初めて淹れた。お茶の色がきれいな緑色でおいしい」「しぶくて大人の味がする」「淹れ方や温度の違いで味が変わっておもしろい」「水だし緑茶を初めて知った、甘くておいしい」などと感想を述べていました。
瀬川さんは「毎年続けることで子どもたちも興味を持ち、楽しみにしてくれている。子どもたちが熱心に話を聞き、茶を淹れて味わい、さまざまな反応を見せてくれるのが面白く自分も勉強になる」と笑顔をみせました。
また「コロナ感染拡大防止のため、2年間はWEB開催をしていた。今年は体育館で学年全員で行うことができ、どうなることかと心配したが、子どもたちは熱心に話を聞き、実習もスムーズに行うことができた」と話していました。