ほっと一息
2022.11.27
お天気カレンダー 雪国でも
JA広報通信11月号
気象予報士●檜山靖洋
冬型の気圧配置となり、日本海側ではたびたび雪が降る季節になります。太平洋側でも、ひとたび低気圧が通れば、寒気の強さによっては大雪になることがあります。
東京都心では、数cmの雪が積もるだけでも、転倒する人が続出し、スリップ事故も多く発生、交通機関も乱れてしまいます。雪に慣れている雪国に住む人でも、シーズン初めての積雪の日や長期積雪になりかけている時期は転倒する人やスリップ事故が多くなります。
長期積雪の始まりの平年日は、札幌で12月6日(札幌管区気象台HPより)、秋田で12月27日、シーズン初めての積雪の平年は、富山では12月13日(以上、気象庁HPより)です。早めに冬用タイヤに交換しましょう。雪道を歩く際は、歩幅を小さく、重心は前で、靴の裏全体を地面に付けて、ゆっくりと歩く「ペンギン歩き」をしてください。
気象予報士・防災士 檜山靖洋 ひやまやすひろ
1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。
朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中。