きくちのまんま新聞
2022.11.03
部会設立30周年を祝う JA菊池花卉部会
JA菊池花卉部会は10月19日、菊池市で部会設立30周年を祝う記念式典を開きました。同部会役員が実行委員を務め、行政、市場関係者、JA役職員、部会員ら77人が出席しました。
同部会は1990年に発足。1989年に菊池地域管内8つの農協が合併し、翌年部会も統一しました。一元集荷や隔離ベンチの導入など、現代に至る体制作りに励み、栽培の中心である「カスミソウ」は合併前から菊池市で取組んでおり、栽培歴50年。コロナにより式典は2年延期での開催となりました。
式典では、実行委員長を務めた菅誠輝部会長が「先輩方の取組みに感謝。熊本地震やコロナ禍の苦難も部会員が一つになって乗り越えている。これからも団結して、消費者に喜ばれる花を全国に届けていこう」とあいさつ。
カスミソウ生産者でもある三角修組合長は「30年の節目に、日本初のカスミソウ酵母による日本酒『花純』に感謝の気持ちを込めた。これからもカスミソウ、トルコギキョウを主体に、花の産地として輝いてほしい」と語りました。
設立20周年以降の歴代部会長の表彰や記念講演も行いました。
部会は日持ち対策にもいち早く取組み、束共選、縦箱出荷など、鮮度対策を数々と試験し、1994年には販売活動がメディアで全国放送にも取上げられました。責任産地として、意欲的に品質向上や周年安定供給に努め、2000年には全国初のカスミソウサミットを菊池市で開きました。
その後も品目ごとに専門委員なども設置、出荷前の検査員の強化、青年部の発足など常に生産、質の向上に努力を続けます。