ほっと一息
2022.10.26
体を動かすためのヒント 手軽に体操 ご家族でチャレンジしてみませんか? 第4弾
JA広報通信10月号
日本体育大学准教授●伊藤由美子
「巧緻性(こうちせい)の運動」シリーズ、今回で最終回になります。一般的に巧緻性とは手先の器用さを意味し、体を器用に巧みに動かす能力のことを指します。前回にお伝えした通り、体内にはさまざまな神経が複雑に張り巡らされており、とりわけ5~8歳ごろに神経系の発達が著しく成長するといわれています。この時期には多種多様な運動や遊びを経験することが大切です。また、生涯にわたって運動やスポーツに親しむための基盤づくりにもつながる時期になります。
今回は、開閉ジャンプを取り入れた巧緻性の運動を紹介します。イラストを参考にお子さまはジャンプをしながら、保護者の皆さまはいすに座りながらチャレンジしてみましょう。
レッツ、トライ! 巧緻性の運動(腕+脚のジャンプバージョン)
段階を踏んで行ってみましょう。
まずは腕の運動です。気を付けの姿勢から、「上・肩・下」「横・肩・下」の順で動かします(3拍子)。次に、脚の運動です。気を付けの姿勢で準備をし、ジャンプをしながら「開いて・閉じて」「開いて・閉じて」「開いて・閉じて」の順で動かします(2拍子)。
では、腕と脚を同時に動かしてみましょう! イラストを参考にしながらゆっくりと実践してみてください。
※いすに座った状態でも同様の運動ができますので、個人の体力に応じて実践しましょう。
7つの部位を使った体操プログラム
「The Taiso(ザ・タイソウ)」はコチラ
日本体育大学准教授 伊藤 由美子
千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。専門領域は体操。(公財)日本体操協会一般体操委員会委員長。体操や健康に関する情報をお届けします!