ほっと一息
2022.09.03
体を動かすためのヒント 手軽に体操 ご家族でチャレンジしてみませんか? 第2弾
JA広報通信8月号
日本体育大学准教授●伊藤由美子
今回も前回に続いて「巧緻性(こうちせい)の運動」を紹介します。一般的に巧緻性とは手先の器用さを意味します。また、巧緻性は体力の構成要素の一つとして挙げられており、体を器用に巧みに動かす能力のことを指します。脳の活性化を目指して、今回は左右異なる腕の動きに脚の運動を加えてみましょう。
イラストを参考に、ご家族やご友人と一緒に初めはゆっくりと実践してみてください。
レッツ、トライ! 巧緻性の運動(腕+脚バージョン)
段階を踏んで行ってみましょう。
まずは腕の運動です。気を付けの姿勢から、片腕を「横・肩・下」「横・肩・下」の順で動かします(3拍子)。次に、もう一方の腕は、気を付けの姿勢から「横・下」「横・下」「横・下」の順で動かします(2拍子)。では、左右異なる動きになりますが、両腕を同時に動かしてみましょう。続いて、脚の運動です。脚は、気を付けの姿勢から「曲げる・伸ばす」を繰り返します(2拍子)。最後に、左右異なる腕の動きに脚の曲げ伸ばし運動を加えてみましょう。
7つの部位を使った体操プログラム「The Taiso(ザ・タイソウ)」はコチラ
日本体育大学准教授 伊藤 由美子
千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。専門領域は体操。(公財)日本体操協会一般体操委員会委員長。体操や健康に関する情報をお届けします!