きくちのまんま新聞
2022.08.30
お盆に、アレンジに重宝 パンパスグラス出荷最盛
JA菊池管内で、盆用切り花として重宝されるパンパスグラスの出荷が最盛期を迎えています。アレンジ用としても人気が高く、保冷庫の活用で、秋の彼岸や月見用アレンジ花の需要にも応えています。
朝夕の涼しい時間に収穫して、昼間に調整。翌朝箱詰めして、菊池市にあるJA北営農センターに集荷。盆前のピーク時は、関東、関西、九州方面に、日量300~400ケース(1ケース2L50本、L70本、M100本)を出荷。白銀色で、みずみずしさがあると、市場でも好評です。出荷は7月下旬から10月中旬まで。
管内での栽培は36年前に旧合志町で始まりました。10年ほど前から他地域にも栽培が広がり、現在は合志市、菊池市で20戸が栽培しています。出荷準備には労力が掛かるが、管理には手間があまり掛からず、夏場の農閑期の所得確保にもなっています。
サトイモ栽培で今年就農した菊池市の田中涼太さん(32)は、知人から譲受けたパンパスグラスの初めての出荷作業に奮闘中!両親と3人で収穫し、調整作業は経験者の手を借りて作業を進め、一日600本を出荷しています。田中さんは「慣れない調整作業には時間がかかるが、きれいに箱詰めされたパンパスグラスを見るとうれしい。まわりの方の支えに感謝しながら頑張っていきたい」と話していました。