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2022.07.15
アスパラガス
グリーンアスパラガス出荷最盛 若手夫婦研究重ね品質良好 JA菊池アスパラガス部会
JA菊池管内で、グリーンアスパラガスが出荷最盛期を迎えています。新型選別機がフル稼働で日量1300キロを選別し、熊本県内、名古屋方面に出荷しています。JAアスパラガス部会員は53戸、栽培面積は約10ヘクタール。
アスパラガス栽培5年目の福田皓介さん(34)は、新規栽培者や若手生産者の栽培技術向上のため開いている「明日、パラダイス塾」の2期生。妻の美晴さん(27)と25アールを栽培する。朝は5時半から収穫を始め、収獲を終えたら素早く集荷場に運びます。
3月中旬から春芽の出荷が始まり、7月に入り夏芽のピークを迎えています。6月中旬から日量60キロを出荷。福田さん夫妻は研究熱心で、アスパラガスにいいと聞いたものは二人で意見交換をしながら実践。
皓介さんは「いろいろ経験し、アスパラ栽培にたどりつき、始めの2年は苦労もあったが、3年目から収穫量も少しずつ増えた。より良い品質を求め夫婦でまだまだ研究中。収穫時はもちろんうれしいが、収獲までの栽培管理の研究がおもしろい」と、美晴さんと顔を見合わせ笑顔を見せました。
JA北営農センターの西本博文係長は「近年の温暖化の影響で、生産現場の管理作業は大変だが、若手生産者や新規就農者の生産者も増え、出荷量も伸ばしている。部会員が刺激し合い品質も向上している」と話します。
新規栽培者や若手生産者の栽培技術向上のため開いている「明日、パラダイス塾」も今年度6期生を迎えています。