ほっと一息

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2022.06.18

シニアのためのネットリテラシー講座 どうする? 検索サービス利用のこつ

JA候補通信5月号

成蹊大学客員教授/ITジャーナリスト●高橋暁子

 

 

 ネットデビューをしたら、検索サービスを使ってみましょう。知らない言葉について調べたり、飲食店の場所や欲しい物が売っている場所、今起きていることなども調べられます。検索サービス利用のこつをご紹介します。

いろいろな検索方法、サイトを試そう

 調べたいことは、グーグルやヤフーなどの検索サービスで検索してみましょう。このとき、知りたい情報に合わせて、さまざまな検索方法を試してみましょう。
 「アンド検索」は、複数のキーワードを含むサイトを検索する方法です。「吉祥寺 映画」のように、キーワード間に半角スペースを入れて検索してみましょう。一つのキーワードではうまく検索できないときにお勧めです。
 「リアルタイム検索」は、ツイッターなどの投稿をリアルタイムに検索する方法です。例えば地震や電車の遅延のときにリアルタイム検索をすると、震源地や遅延の理由などがニュースサイトよりも早く調べられて便利です。
 また、全てを検索サービスで検索するのではなく、交通ルートは乗り換え案内サービス、言葉の意味を調べたいときは辞書サイトなど、検索するサービスも変えるといいでしょう。

 

検索結果は信用し過ぎないこと

 検索はとても便利ですが、使う際にはいくつか注意点があります。
 検索結果は、役に立ちそうなサイトが上位に表示される仕組みとなっています。ですが、上位に表示されたからといって正しいとは限らないので、複数のサイトを見て情報を確認しましょう。
 また、検索結果には「広告」と付いているものも表示されます。これはあくまで広告であり、中には詐欺まがいのウェブサイトが混ざっていることもあるので、注意が必要です。
 このような注意点に気を付けながら、検索機能を使いこなしていってくださいね。

 

 

成蹊大学客員教授/ITジャーナリスト 高橋 暁子(たかはし あきこ)

SNS、10代のネット利用、情報モラルリテラシーが専門。スマホやインターネット関連の事件やトラブル、ICT教育に詳しい。NHK『あさイチ』『クローズアップ現代+』などテレビ出演多数。SNS関連の著作は20冊以上。