ほっと一息
2022.06.10
体を動かすためのヒント 手軽に体操 ニョキッと上に、ニョキッと横に♪
JA広報通信5月号
日本体育大学准教授●伊藤由美子
春の味覚、タケノコを召し上がりましたか? 炊き込みご飯や炒め物、煮物や天ぷらなど、タケノコはいろいろな調理法で楽しめるので食卓が一段とにぎわいますね。
過ごしやすい季節になりました。普段の生活の中で、腕を上げたり、曲げ伸ばす動作は、比較的自然と行われています。しかし、体側(脇腹)についてはどうでしょうか?
体側を曲げ伸ばす動作は意識的に行わない限り、日常の動作にはなかなか登場してきません。体側を含む胴体部の筋群は、姿勢を維持するために大切な役割を担っています。今回は下記の運動で肩甲骨周辺をほぐしながら体側を曲げ伸ばしてみましょう。
レッツ、トライ! 体側を曲げ伸ばす運動
(1)脚は肩幅よりもやや広く開き、両腕を上げて構えます。
(2)両肘をやや後ろに引きながら両腕を曲げましょう。肩甲骨を寄せるようなイメージです。
(3)再び、両腕を上げます。
(4)息を吐きながら体側を横に曲げ伸ばします。このとき、首も一緒に曲げ伸ばしましょう。
(5)元の姿勢に戻ります。
反対側も同様に行います。両腕を曲げて上に伸ばします。腕と頭の重さを利用しながら体側を曲げ伸ばした後、元の姿勢に戻ります。作業の合間にご自身のペースで無理なく行いましょう。
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日本体育大学准教授 伊藤 由美子
千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。専門領域は体操。(公財)日本体操協会一般体操委員会委員長。体操や健康に関する情報をお届けします!