きくちのまんま新聞

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カスミソウ酵母使用の日本酒「花純(かすみ)」お披露目

 JA菊池は4月26日、東京農大と連携して開発したカスミソウ酵母を使った日本酒「花純(かすみ)」のお披露目会をエアポートホテル熊本で開き、JAや同大の関係者、JA花卉部会代表者、JA職員でつくる日本酒愛好会会員ら60人が参加しました。

 

 

三角修組合長は「カスミソウの花言葉に『感謝』がある。完成に感謝の気持ちでいっぱい。大切な人に感謝を込めて贈ってほしい」とにこやかにあいさつ。

 

日本酒を醸造した亀萬酒造の竹田珠一社長は「カスミソウ酵母、菊池の米、菊池の水と初めての原料に戸惑った。酒米ではない食用米の取り扱い、仕込んでからの酵母の動きなど緊張の日々だった」と苦労を話しました。専務で杜氏の竹田瑠典さんは、父親であり社長の珠一さんと意見を交わし、カスミソウ酵母を採取し特性を知る同大の穂坂賢教授に状況を伝えながら神経を注いだという。そして「甘味、酸味、辛味のバランスが良く、テーブルワインに近いさわやかな味に仕上がった」と笑顔を見せました。

 

試飲した参加者は「香りがよくておいしい。どんな料理にも合いそうだ」と味わっていました。

 

「花純」は、JA直営のアンテナショップ「まんまキッチン」で販売中。1本(720ミリリットル)2000円(税込)。

 

2019年に酵母の採取を依頼、21年に酵母の採取に成功。主食用米の菊池産「ヒノヒカリ」、菊池市の「前川湧水」を使用して地元産にこだわっています。