きくちのまんま新聞

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環境にやさしい「えこめ牛」 「地上」で紹介 

JA菊池管内で3月中旬、家の光協会が発行する青年農業者向け雑誌「地上」の取材がありました。同紙6月号企画「脱炭素化への道」に、飼料米を食べて育つブランド牛「えこめ牛」が取り上げられます。

 

 

「えこめ牛」は、飼料に使われる輸入トウモロコシを国産の飼料用米に代替することで、輸送にかかる二酸化炭素(CO2)排出量とフードマイレージ(食べ物の輸送距離を表す指標)を削減しており、2017年には熊本県から「地下水と土を育む農畜産物等」の認証を受けています。

 

 

「えこめ牛」のブランド化の経緯や生産者の思いの他、代表理事三角組合長のインタビューなどを行いました。

 

 

取材を受けたえこめ牛生産者の中野貴哉さん(42)は「えこめ牛は飼料用米を食べるため、水田の保全や地下水涵養(かんよう)に貢献している。SDGs(持続可能な開発目標)や温暖化防止にも繋がっている。命を頂いていることを感謝しながら一人でも多くの人に食べてもらえたらうれしい。掲載されるのを楽しみにしている」と笑顔で話しました。

 

 

三角組合長は「消費者も生産者も一緒になり、国消国産について考える必要がある。一人一人の意識を変えることで自給率は向上できる。今回の地上を読んだ人の意識が変わってくれたらうれしい」と思いを語りました。