ほっと一息

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2022.05.14

お天気カレンダー 「強くない風」にも気を付けて

JA広報通信4月号

気象予報士●檜山靖洋

 

 

 メイストームという言葉があるくらいで、5月は強風が吹くことも少なくありません。気象庁の定義では、10分間の平均風速(秒速)が風速10m/s以上をやや強い風といい、風速15m/s以上が強い風です。風速10m/s以上になると、風に向かって歩きにくいくらいです。

 沿岸部ではない街中では風速10m/s以上の風はそうそう吹きません。では、強い風、やや強い風と定義されない風速6、7m/sくらいの風は、どれくらいの強さでしょうか。体感的には「強い」と言いたくなるほどで、木の枝が揺れ、窓や網戸がガタガタ音を立てるくらいです。外に置いてある不安定な看板は倒れることもあり、干した洗濯物が飛ばされることもあります。


 「強くない風」でも体感は十分に強い風です。天気予報で「強い風」「やや強い風」という表現がなくても、気を付けた方が良い場合があります。

 

 

 

気象予報士・防災士 檜山靖洋 ひやまやすひろ


1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。
朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中。