きくちのまんま新聞
2022.04.18
日本初・カスミソウ酵母を使った日本酒 仕上がり上々 JA菊池三角組合長が酒造場を視察
JA菊池が東京農業大学と連携し、開発を進めていた日本初となる「カスミソウ酵母」を使った日本酒が仕上がりました。4月中旬に瓶詰、下旬に発売予定です。瓶詰前の仕上がり具合いを確認するため同JA三角修組合長が4月1日、関係職員と共に依頼していた酒造会社を視察しました。
三角組合長は、カスミソウ酵母の日本酒が製造されるタンクを覗き込み発酵のようすや香りなどを体感。試飲も行い「香りが高いのに驚いた。カスミソウの花に包まれた気分になり、さわやかですっきりした味わい。いいお酒を造っていただき感謝しかない」と笑顔を見せました。
酒造りを担った杜氏、熊本県津奈木町の亀萬酒造の竹田瑠典専務は「初めてのカスミソウ酵母の使用に緊張し、神経を注いだ。発酵力が強く、香りが変化していくのを感じながら感動とわくわくの毎日だった」と話しました。
菊池市で栽培されたカスミソウから初めて採取し、日本酒に合う酵母の分離ができた「菊池オリジナルのカスミソウ酵母」、米は「菊池産ヒノヒカリ」、水は熊本名水百選にも選ばれた地元の「前川湧水」を使用。販売前のお披露目会を4月26日に予定しています。