きくちのまんま新聞

きくちのまんま新聞

竹資源の活用で最優秀賞の「菊池川流域づくりさきがけ賞」を受賞  熊本県立菊池農業高校

菊池市立菊池農業高校は3月12日、オンラインで開かれた第2回菊池川流域高校生サミットで「竹資源の活用~竹のテーマパーク菊池構想~」と題して発表し、最優秀賞の「菊池川流域づくりさきがけ賞」を受賞しました。同校の受賞は昨年に続き2年連続です!

 

 

鳥獣害や豪雨災害の被害拡大の原因とされている放置竹林の解消に向けたこれまでの取り組みと、竹を活用した年間を通したワークショップの企画や、竹林ボランティアとポイ活(ポイントを貯めてうまく使う活動)を組み合わせた地域経済の活性化案などの提案を行い、審査員から高評価を得ました。

 

発表した菊池農業高校農業科2年生の田添貴彰さんは「どこの学校も頑張っていることがわかって刺激になった。4市町の中学生や高校生みんなでアイデアを出し合って、もっともっと菊池川流域が元気になるように頑張りたい」と目を輝かせていました。

 

このサミットは2017年に菊池川流域の二千年にわたる米作りと米作りがもたらした文化的景観や芸能、食文化が文化庁により「日本遺産」に認定されたことをきっかけに、「菊池川流域を高校生が元気にする」というテーマの元に「菊池川流域の恵み」体験協議会が主催しています。

 

未来を担う高校生が主役の新規プロジェクトを立ち上げ、市民・行政が応援団、サポーターとなり共同で実施し、みんなで地域を盛り上げていこうと昨年から開催。

 

2回目となる今回は、菊池市の高校3校をはじめ、山鹿市、玉名市の高校8校、そして、和水町の三加和中学校が「菊池川流域を元気にする」というテーマで、それぞれの地域課題の研究と地域活性化について、持ち時間10分の中で報告と提案を行いました。菊池市の江頭実市長が来賓としてあいさつし、審査員に国交省菊池川流域河川事務所 小田禎彦所長や県北広域本部長、鹿本地域振興局と玉名地域振興局長、各市町の関係課長が出席しました。