ほっと一息

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2022.04.17

知っておきたいマナー集 新生活のマナー

JA広報通信3月号

和文化講師●滝井ひかる

 

 

 春は、新生活のスタートを切る季節。特に進学などで親元を離れ、1人暮らしを始める家族がいる場合、近所へのごあいさつにも気を配りたいものです。

 近頃の大家さんは、遠くに住んでいたり、不動産会社が仲介していたりして、直接顔を合わせる機会が減っています。大家さんへごあいさつができるかどうかは契約時に確認しましょう。管理人さんについても同様で、頻繁にお世話になる可能性が高ければ、ごあいさつします。

 昔からご近所さまのことを「向こう三軒両隣」といいます。これはお向かいの3軒と左右のお隣のこと。

 マンションなどの集合住宅でしたら、生活音などのトラブルを避けるためにも、真上と真下、左右両隣の部屋にごあいさつしましょう。少ない戸数でしたら、同じ階の全ての部屋にごあいさつしても構いません。

 とはいっても防犯上、女性の1人暮らしの場合は事前に、ごあいさつが必要かどうか契約時に相談してみましょう。ごあいさつをするなら、実家のご家族と一緒に伺うといいですね。

 引っ越しのごあいさつ回りの定番といえば、タオル、引っ越しそばの乾麺、日持ちのするお菓子、お茶やコーヒーです。上記の品で郷里の特産品があると、ごあいさつのときに会話の糸口になりますね。予算は500円前後から1000円くらいが良いでしょう。

 水引やのしは必要ないですが、「御挨拶」の下に名字を書いたのし紙を、ごあいさつ品の外側に掛けてもいいでしょう。その際は、紅白か金銀のちょう結びの水引が印刷されたのし紙を用います。

 マナーは周りへの心配りが形になったもの。防犯や感染への配慮から、ごあいさつ品とお手紙を郵便受けに入れて、直接対面のごあいさつを控える、という新しいマナーもあります。