ほっと一息

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2022.03.18

家族の健康 目薬の差し方

JA広報通信2月号

健康科学アドバイザー●福田千晶

 

 

 花粉症の治療に目薬を使う人も多いでしょう。目薬の差し方を間違えている人が多いので気になります。

 多くの人がやっているのは、目の縁に容器を軽く当てて、目薬を流し込む方法です。これでは、容器と中の点眼薬が不潔になるので駄目です。また、差した直後にパチパチと素早くまばたきを繰り返すと薬が目から流れ出てしまいます。さらに、ティッシュペーパーで目を押さえると、薬が吸い取られて十分に目に入りません。

 目薬を差すときは、まず手を洗いましょう。利き手で目薬の容器を持ち、顔を上に向け、利き手ではない手の指で、下まぶたを軽く引き下げます。ちょうど「あっかんべー」の状態にします。その状態で、利き手で目薬の容器を持ち、先端がまつげやまぶたに触れないように気を付けながら、指定された量を差します。差した後は、指で軽く目頭を押さえて静かに目を閉じ、1分間ほどそのままでいます。その後に、目の周囲に付いたり流れ出た薬をティッシュペーパーなどで拭きます。1分間は長く感じるものですが、我慢してください。
 「緑内障と花粉症」や「ドライアイとアレルギー性結膜炎」など、異なる2種類以上の目薬を差す人もいます。その場合は、眼科医や薬剤師に、差す順番や注意事項をよく聞いておきましょう。

 

 

 当たり前のことですが、目的に合った目薬を使わないと、場合によっては目に悪影響があります。市販の目薬を使用しても症状が改善されないときは、眼科を受診して相談してください。家族が以前に使っていた目薬は、あなたの症状には合わないかもしれません。また、目薬にも消費期限があるので、期限を過ぎた場合は使用しないことも大切です。