ほっと一息

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2022.03.04

季節のいろどり帖 春祭り

JA広報通信2月号

●とよた 時

 

 

 陽気が良くなるころ、村の鎮守さまなどで春祭りが行われます。

 これは農作業が始まる季節を前に、農の神をお迎えする意味と、春の暖かさで動きだす厄神や悪霊をはらう意味があるそうです。各地の有名な神社でも、祭神を山上の奥宮から里宮に招く祭りが行われます。

 特に農村で行われる祭りは、普段は山上にいる山の神が、田の神に姿を変えて降臨するのをお迎えする田の神祭りです。家庭ではもちをついたり、「十六だんご」といって、だんごを16個供えたりします。神はこのもちつきの音を聞いて、稲穂を持って降りてくるといいます。  かつて四季にはそれぞれ季節の祭りがあり、春は2月に、夏は4月、秋は7月、冬は11月(いずれも旧暦)に行われていました。これらは飛鳥時代の「大宝律令」(701年)に定められた後、続いてきた行事だそうです。