ほっと一息

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2022.02.07

健康百科 便秘解消法

JA広報通信2月号

 佐久総合病院名誉院長●松島松翠

 

 最近、便秘で悩む人が増えているようです。一番多いのは、直腸型便秘(習慣性便秘)といわれるもので、直腸内に流入した便を排出できないでいる状態です。それを解消するには、次のような点に気を付けてください。

 

(1)朝食をしっかり食べる

 胃の中に食べ物が入ると「胃・結腸反射」というものが起き、腸に信号が送られて腸が活動を始めます。この反射を逃すと便意が遠のいてしまいます。

 

(2)食物繊維を多く取る

 野菜、芋、海藻、豆類、きのこ類は毎日食べたいもの。そのためには、朝食にはパン食よりも日本食であるご飯とみそ汁が有効です。野菜は生よりも、ゆでたりいためたりした方が、たくさん摂取できます。

 食物繊維は胃では消化されずに、そのまま大腸へと送られます。そして大腸で水分を吸収して便の量を増やすとともに、適度な軟らかさを保って排せつしやすい便をつくります。

 

(3)水分を十分に取る

 朝起きたときに水や牛乳をコップ1杯飲むと、胃や大腸が刺激されて動きが活発になり、排便が促されます。

 

(4)便意を我慢しない

 便意を感じてもゆっくりトイレに行く時間が取れず、つい我慢してしまうことがあります。これを繰り返していると便意が起こらなくなり、便秘になります。便意がなくても、朝食後にはトイレへ行くようにし、排便の習慣をつけることが大切です。

 

 

(5)適度な運動をして排便に必要な筋肉を鍛える

 運動不足になると腹筋が弱まり、便を外へ押し出す力が弱くなるので注意しましょう。