ほっと一息

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2022.01.26

知っておきたいマナー集 手紙のマナー ~はがきで礼状を出す~

JA広報通信2月号

 「清紫会」新・作法学院学院長●近藤珠實

 

 誰もが簡単に携帯電話や電子メールを使える世の中になっても、手紙には手紙の良さがあります。また、手紙を送るのがふさわしいときがあります。

 文章にすることにより、自分の気持ちや状態を確認できること、相手の反応や言葉にとらわれず、一方的にでも気持ちを伝えられるのは手紙ならではです。

 そして書いているときは真剣に相手のことを考えるので、自然と心がこもります。また、相手が読みたいときに、何度も読み返せるのもメリットの一つです。

 手紙の書き方の一般的なルールは、時候のあいさつや、先方や当方の安否や様子、ごぶさたのわびなどの「前文」と、用件を告げる「本文」、そして伝言や先方の無事を願う「末文」という三つから成り立ちます。この骨組みに沿って書くと、意外に簡単に書けます。

 手紙といってもいろいろ種類があり、はがきを使うときもあります。ここでは、手軽に書ける「はがきのお礼状のマナー」をご紹介しましょう。

 品物を頂いたときも、お世話になったときも「お礼は3日以内に」の言葉があるように、早く出すことが大切です。すぐ書けばはがきで済むところも、遅れるほど言い訳が必要となり、封書で丁寧にということになります。

 お礼状は、文字や言葉はもちろん丁寧に。贈り物の場合はいつ届いたかを書き、次に贈ってくれた心遣いに対する感謝の言葉を添えます。そして、頂いてどのようにうれしかったかの感想と、それをどうするつもりか、例えば「大好物ですので早速いただきました」など、喜んでいる状況が伝わるように書くのが、相手に対するマナーです。最後にもう一度、お礼そして相手の無事を願う言葉を添えます。