ほっと一息

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2022.01.25

四季の花づくり 宿根草を植えてみよう

JA広報通信2月号

●早川京子

 

 季節の自然条件に応じて花を咲かせ、一年草とは違う味わいを提供してくれる宿根草を植えてみましょう。

 宿根草は、一度植えつければ3~4年はそのままにしておけて、一年草のように毎年、植えつけなくてよいので、手間が省けます。また、一度植えれば特別な手立てをしない限り、季節になれば、宿根草の都合で咲いてくれるので、人の感覚では分からない季節の移り変わりを敏感に知らせてくれる、ありがたい存在です。

 宿根草の株分け、植えつけに適した時期は春と秋がありますが、春は、芽が動きだす前の3月から4月にかけての時期が適期になります。ガーベラ、キキョウ、クサキョウチクトウ(オイランソウ)、トリトマなどは、多くの地域で春が適期です。芽の動きだしが早いサクラソウは2月の下旬から3月が適期です。

 植えつける場所は、耕して土を砕き腐葉土など有機物と肥料を入れておきます。株分けは、1株に2、3芽をつけて行います。株間はやや空け、根を広げて植えつけます。

 暖かい地方では3月から、春まき草花の種まき時期になります。どの地方も、「ソメイヨシノの開花ごろ」を目安にするといいでしょう。春はだんだん暖かくなっていきますので、秋まきほど、種まき適期を気にすることはありません。

 でも、花は早く見たいものです。霜の心配のない所では、室内など暖かい場所で、種をまき、外が暖かくなったらすぐに苗の状態で植えつけるようにすれば、少々寒い時期でも種まきの作業をすることができます。球根草花の場合も同じです。