ほっと一息

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2021.12.30

日本の「農」と「食」を学ぶ ダイコン

JA広報通信1月号

●日本農業検定事務局

 

 

 現在、流通の主流となっているのは青首ダイコンと白首ダイコンの二つの品種群。青首ダイコンは、根の上部が緑色となる品種群で、甘くてみずみずしいのが特徴です。白首ダイコンは、「三浦大根」「練馬大根」に代表される品種群で、根が全て白く、漬物などへの利用が多くあります。また、ダイコンには全国各地に地ダイコンと呼ばれ、古くから栽培されてきた品種が多くあり、京都市の聖護院地域で栽培されてきた丸い形の「聖護院大根」もその一つです。

 

問題  ダイコンの栽培についての説明で、正しいものは次のうちどれですか。

(1)耐寒性があり、冷涼な気候が栽培に適しているが、耐暑性に対しては弱い。

(2)ダイコンの種子は、光によって発芽が促進される「好光性種子」なので、種まきの後の覆土は薄くする。

(3)ダイコンには多くの害虫が付くので、防虫網をかぶせてセルトレイで育苗し、本葉が6、7枚の頃に畑に定植すると良い。

(4)ダイコンは害虫の被害が少ないため、種まきは1カ所1粒とし、間引きの労力を少なくする方法が一般的である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答:正解は(1)です。

解説:ダイコンの基本的特性は、冷涼な気候を好み、耐暑性は弱いですが耐寒性はある作物です。ダイコンのような直根性の野菜は、移植すると根が傷むため直まきで栽培します。株間25〜30cmの点まきとし、1カ所に4、5粒播種します。ダイコンの種子は光によって発芽が抑制される嫌光性種子で、1cmを目安に覆土し、種に光が当たらないよう手などで鎮圧します。灌水(かんすい)は、土が乾燥したら行うとよいでしょう。
『新版 日本の農と食を学ぶ 中級編』(98ページ)より

 


図:京都市在来品種 聖護院大根

 

 

 

 


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