ほっと一息

ほっと一息

2021.11.15

日本の「農」と「食」を学ぶ 地球温暖化による影響

JA広報通信11月号

●日本農業検定事務局

 

 

 地球温暖化による世界的な気候変動が問題となっています。農業にも大きな影響が及ぶと考えられます。

 

問題  地球温暖化による影響についての説明で間違っているものは次のうちどれですか。

(1)1901~2018(明治34~平成30)年の間に日本では温暖化の影響で大雨の頻度が増え、さらに弱い降水も含めた降水の日数も増加している。

(2)IPCCの報告書では地球の平均気温の上昇幅が3度を超えて上昇すれば、世界の潜在的食料生産量は減収に転じるとされている。

(3)白未熟粒は米の高温障害で、もみが形成され成長する過程で気温が高過ぎると発生する。

(4)日本では年平均気温が約3度上昇した場合、北海道の米の単収は13%増加する一方で東北以南では8~15%の減収が予想されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答:正解は(1)です。

解説:日降水量100mm以上の日数は、1901~2018年の期間で増加していますが、日降水量1mm以上の日数は減少しており、大雨の頻度が増える半面、弱い降水も含めた降水の日数は減少しています。

 地球温暖化は農作物への影響も出ています。アフリカでは近年大規模な干ばつが発生し、食糧難が深刻化しています。すでに2007年に公表されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書によれば、世界の潜在的食料生産量は、地域の平均気温の上昇幅が1~3度までならば、全体として増収しますが、3度を超えて上昇すれば減収に転じるとされています。日本では年平均気温が約3度上昇した場合、北海道の米の単収は13%増加する一方で、東北以南では8~15%の減収が予想されています。
『新版 日本の農と食を学ぶ 中級編』(34ページ)より

 


図:白未熟粒

 

 

 

 


日本農業検定ホームページ