ほっと一息

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2021.09.08

トラブル回避の基礎知識 トランポリンでの事故にご注意!

JA広報通信8月号

国民生活センター相談情報部●上野純子

 

 

 遊戯施設などのトランポリンで事故が起きています。
【事例】
・トランポリンで遊んでいたら外に落下し、左肘関節脱臼骨折の重傷を負った。
・同じトランポリンで跳んでいた人と衝突し落下、口内から大量出血した。
・前方宙返りの着地の際に自身の右膝が当たり、眼球のくぼみ部分を骨折した。

 

 

 トランポリンは、ベッドとスプリングの弾力を利用した跳躍運動器具です。大きな反発力が得られるため、高く何度も跳び上がることができます。そのため競技の他、レクリエーションやリハビリテーションなどにも利用されています。また近年、トランポリンを設置する屋内遊戯施設などが増え、誰でも気軽に遊ぶことができるようになりましたが、その一方で事故が起きています。
 トランポリンには一部の公式認定された競技用などを除き、器具に規格・基準などがありませんが、以下のような特性があります。

・競技用トランポリンは一般向けのトランポリンよりも跳ね返りが強いため、予想よりも高く跳躍し、体勢を崩し体に負荷がかかる場合がある。

・斜め方向からトランポリン上に着地した場合、その角度の垂直方向に強く跳ね返る力が働くことから、トランポリンの外に跳び出す場合がある。

・複数人で使用した場合、着地のタイミングによっては、跳躍が予想外の高さになる場合がある。
 いずれの場合も、ジャンプが高くなるほど転落や墜落によるけがの程度が重くなります。こうした特性を正しく理解して使用しないと、重大な事故につながります。

 

 トランポリンを使用する場合には、施設ごとの注意事項や禁止事項を事前によく確認しましょう。さらに初めて利用する場合は、低めのジャンプから徐々に体を慣らし、いきなり高く跳ぶことや宙返りなどの危険な技はやめましょう。また一つのトランポリンは1人ずつ使いましょう。