ほっと一息

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2021.08.26

社会人のための日本語検定 第42回 「宛名」は「頂戴」できますか?

JA広報通信8月号 

●出題:特定非営利活動法人 日本語検定委員会

 

問一 言葉の意味 3級

【   】の中の言葉を最も適切に使っているのは、どの文でしょうか。番号で答えてください。

【手をこまぬく】

(1)友人宅に遊びに行ったら、料亭で出されるような手をこまぬいた料理でもてなしてくれた。

(2)高度化して被害が甚大になりかねないサイバー攻撃に、国も民間も 手をこまぬいているわけにはいかない。

(3)初日の今日は来場者の誘導で問題が起きたので、文化祭の実行委員会で、早急に手をこまぬく必要がある。

 

 

 

問二 敬語 2級

【   】のようなとき、どのように言うのがよいでしょうか。最も適切なものを選んで、番号で答えてください。

【古書店の店主が客に】

(1)領収証をお書きしますか。(中略)宛名はいかがしますか。

(2)領収証をお書きいたしましょうか。(中略)宛名を頂戴できますか。

(3)領収証をお書きしましょうか。(中略)宛名はいかがなさいますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解答・解説

問一 (2)

「手をこまぬく」は、自分からは手出しをしないで、ただ見ている様子。何もせずに傍観しているという意味で用いている、(2)が適切。

(1)は、「手をこまぬいた」が、「手の込んだ」などであれば、適切。

(3)は、「手を打つ」などがふさわしい文。

 

 

 

問二 (3)

前の文には、店主が領収証を書くという意志を示す形式が要る。(2)と(3)が適切。

(1)は、意志を表す形式がなく不適切。現在、楽な言い方として頻繁に使われる傾向があるので、特に注意したい。後の文では、相手の動作に尊敬語を使う必要がある。(1)は、「いかがいたしましょうか」のように、自分の動作であることを明確にしたうえで謙譲語を用いれば適切。

「宛名」はやりとりできるものではないので(2)は不適切。(3)が適切。

全体としては(3)が適切。

 

 

 

2021年度 日本語検定 実施予定

日本語検定は、日本語を使う全ての人のための検定です。日本語の総合的な運用能力を測るため、敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字の6つの領域から出題しています。受検級は1級から7級で、小学生から社会人まで幅広い層が受検しています。2021年度の日程は下記の通りです。

第2回

〔実施日〕11月12日(金・準会場) 11月13日(土・準会場/一般会場)

〔申込期間〕8月2日(月)~10月15日(金)

受検申込、資料請求などのお問い合わせは、下記のフリーダイヤルかホームページからお願いいたします。ご連絡お待ちしております。

●フリーダイヤル 0120-55-2858

●ホームページ https://www.nihongokentei.jp