ほっと一息

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2021.08.14

トラブル回避の基礎知識 排水管などの洗浄サービストラブルにご注意!

JA広報通信7月号

国民生活センター相談情報部●上中谷勝子

 

 

 排水管の洗浄サービスに関わる相談が寄せられています。

【事例】「排水管洗浄が3000円」と書かれたチラシがポストに投函(とうかん)されていた。最近台所の排水の流れが悪いと感じており、3000円ならよいと思って「台所の排水管の洗浄をしてほしい」と業者を自宅に呼んだところ「普通の洗浄では直せない。5万円かかる」と言われた。さらに屋外の排水升を見て「トイレの排水管も詰まりがある。このまま放置すれば大変なことになる」と言うので、怖くなって両方の作業を依頼し、総額10万円を支払った。後から冷静になりおかしいと思ったが、契約書には「お客さまからの依頼により作業に出向いた場合はクーリング・オフの対象外です」とあった。また、チラシをよく見ると、下の方に小さな文字で「1カ所当たり3000円。排水管の長さによって料金が異なります」と記載されていた。納得できない。

 安価な料金のチラシを見て排水管の洗浄を依頼し、高額な料金を請求されたなどのトラブルが増えています。チラシに安価な料金が表示されていても、それに伴う条件などが目立たない箇所に小さな文字で記載されている場合があります。また、「このままでは大変なことになる」などと不安をあおられ、冷静な判断ができないまま契約に至るケースがあります。

 

 チラシを見て3000円で排水管洗浄ができると思い業者を自宅に呼んでいる場合、5万円の契約をする意思はなかったことから、クーリング・オフは可能だと考えられます。一方、その場で勧誘されたトイレの洗浄はクーリング・オフが可能ですが、いずれの場合も業者が応じなければ解決は簡単ではありません。

 チラシを見て作業を依頼する場合、チラシの内容をしっかり確認しましょう。また、その場で不安をあおられても業者の説明をうのみにせず、自分の目で状況を確認し、必要のない契約はきっぱりと断りましょう。