ほっと一息

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2021.08.11

今さら聞けない!? ネット検索のキホン

JA広報通信7月号

監修◎高橋暁子(成蹊大学客員教授/ITジャーナリスト)
イラスト◎信吉

 

ネット(インターネット)検索を使うと暮らしに必要なさまざまな情報を入手できます。欲しい物を売っているお店や、行きたい場所までの道順、電車の乗り換え案内など、簡単に調べることができてとっても便利! そんなネット検索の基本や注意点を確認しておきましょう。

 

いま一度おさらい  検索エンジンとは?

 ネット上で情報を検索するシステムのことをいいます。検索エンジンによってウェブサイト、ニュース、画像などさまざまな情報を探し出すことができます。日本ではグーグルとヤフーが二大検索エンジンです。キーワードを入力して検索すると、関連性の高いウェブサイトや動画などが表示されるので、調べ物に便利です。

 検索エンジンは、独自の決まりによって、検索したキーワードと関連性が高いと思われるページを選び、順位を付けて、検索結果として表示します。検索結果の順位は情報が正確かどうかではなく、キーワードと関連性が高いと思われるページが上位に表示される仕組みです。キーワードに関連した画像や映像、そのキーワードに興味がある人向けの広告も同時に表示されます。

 

代表的な検索エンジン

グーグル https://www.google.com/
ヤフー https://www.yahoo.co.jp/

 

 

 

検索エンジンをもっと便利に活用しよう

 

 検索エンジンでネット検索する際に、検索するためのコツがあることをご存じでしょうか。知っていると、もっと簡単に欲しい情報にたどり着けるようになります。ここでは知っておくと便利な代表的なコツについてご紹介します。

 

アンド検索

 間にスペースを空けて複数のキーワードを並べて検索すること。アンド検索のアンドは、「そして」「および」などの意味の英単語「and」。複数のキーワード全てを含む検索結果が表示されます。一つのキーワードだけでは求める情報が得られないときに使うと、求める情報が得やすくなります。例えば「喫茶店 東京駅」で検索すると、東京駅近辺の喫茶店に関する情報が表示されます。

『 喫茶店 東京駅 』検 索

単語と単語の間にスペースを入れる

 

サジェスト機能

 検索エンジンで入力したキーワードと関連性が高いと思われる単語を予測して表示する機能のこと。検索窓で入力時に表示される他、ヤフーでは検索結果の上下に虫眼鏡マーク付きで表示されます。検索エンジンの利用者が多く検索している単語を関連して表示する仕組みです。お薦めされた候補から選ぶと、その単語も含めた状態でアンド検索ができます。

 

『 浜松 』検 索
浜松 観光
浜松 天気
浜松 ホテル
浜松 うなぎ

検索ボタンを押す前に予測が表示される

 

リアルタイム検索

 SNS(会員制交流サイト)への投稿をリアルタイムに検索できる機能です。時系列順に投稿が表示されるため、最新の情報を把握できます。例えば地震や電車の遅延などのときにリアルタイム検索をすると、地震の震源地や遅延理由などの情報がニュースサイトよりも素早く得られます。流行や話題となっていること、口コミなどを調べるのにも便利です。ツイッターなどが対象です。

 

『 地震 』検 索
ウェブ 画像 動画 リアルタイム

「リアルタイム」をクリック

 

 

あなたはスマホ派? パソコン派?

 ネット検索は、スマートフォンでもパソコンでもできます。スマホは画面が小さく表示できる情報に限りがあるものの、いつでもどこでも検索できるため、外出時などにお勧めです。パソコンは利用する場所が限られてしまう一方、画面が大きく検索結果を比較しやすいので、自宅でネットショッピングするときなどに使うと便利でしょう。

 

 

 

ここに注意! ネット検索の落とし穴

 

ネット検索はとても便利ですが、検索によって思わぬトラブルに巻き込まれたり、周囲に迷惑を掛けてしまうこともあります。
ここでは、知らないと引っ掛かってしまいやすい落とし穴についてご紹介します。
注意点に気を付けてネット検索を活用しましょう。

 

注意1 欲しい商品は信頼できる ネット店舗検索を

 ネット店舗を探す場合にも、ネット検索は役に立ちます。ただし、店によっては個人情報や金銭を取られるだけで商品が送られてこないことも。「楽天市場」や「アマゾン」など大手のショッピングサイトでは返金保証があるため安心です。最近は、定期購入系のトラブルが増えています。最初だけ無料などにして高額な定期購入契約を結ばせる内容です。スマホでは見づらい、小さな文字で条件が書いてあることもあるので注意。万一トラブルに遭ったら消費者庁の消費者ホットライン「188」に電話相談を。

 

 

注意2 ほんとに大丈夫?検索結果の「広告」

 検索結果に表示されるのは、キーワードと関連性が高いと思われるウェブサイトなどだけではありません。そのキーワードに関連した広告が、スマホなら上部と下部、パソコンなら上部に表示されます。広告は誰でも出せるため、詐欺まがいのウェブサイトが表示されることも。過去には、フィッシングサイト(個人情報を抜き取る詐欺サイト)に誘導する偽広告が表示されたこともあるため要注意です。広告は「広告」などと頭に付けて表示されるので間違えないようにしましょう。

 

 

注意3 デマ投稿・拡散で刑事罰・民事責任?

 ネット検索で表示されたウェブサイトやSNSの投稿などには、デマが混じっていることがあります。デマを信じて投稿・拡散してしまい、周囲に迷惑を掛けたり、相手から訴えられて刑事罰や民事責任を問われた例もあります。その情報源を調べたり、発信者が信頼できるかどうかを確認すると、情報の真贋(しんがん)がつかみやすくなります。情報が正しいか確認できないものは投稿・拡散しないようにしましょう。検索結果に表示されたことをうのみにせず、必ず確認する癖を付けましょう。

 

 

 

注意4 個人情報が特定されて空き巣被害も

 ネット検索はあらゆることが調べられてとても便利ですが、逆にいえば誰でもどんなことでも調べられるということ。ネット上に、自宅の住所や勤務先、名前、生年月日、家族に関する情報など、個人情報を投稿してしまうと、ネット検索で簡単に個人が特定されてしまいます。その結果、空き巣被害やストーカー被害につながった事例は少なくありません。ネット上には個人情報を出し過ぎず、実名を伏せて利用したり、公開範囲も友達限定などにするようにしましょう。