ほっと一息

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2021.07.25

すくすく子育てチャイルドケア  夏と水

JA広報通信7月号

公益社団法人母子保健推進会議会長●巷野悟郎

 

 私たちは普段生活していると、暑いときは汗をかくから、喉が渇きます。そのようなときすぐに水を飲めれば、それで気分が落ち着きますが、飲めないでいると、なんとなくイライラしてしまいます。

 人の体にとって水分は必要不可欠です。水分が不足すると全身の機能が落ちてしまいます。その状態がすぐに気持ちに表れてくるのです。それでも大人はすぐに自分で簡単に飲むことができるからよいけれど、赤ちゃんは「飲みたいよー」と訴えることができないので、機嫌が悪くなって泣くだけです。

 しかし、赤ちゃんが泣くのは喉が渇いて機嫌が悪いときだけではありません。暑くても、眠くても、かゆくても、そしておなががすいても、……とにかく泣くことで訴えるのです。赤ちゃんの泣くのには、さまざまな原因があることを分かってあげましょう。それでも暑い夏には喉の渇きが付きものなので、昼でも夜でも、泣いたときはまずは水分補給を忘れないようにしてください。

 赤ちゃんが一言「お水」と言ってくれればそれで解決ですが、それがときに「わがまま」や「夜泣き」「発熱」など、静まった夜中にどうして泣くのだろうかと、心配は尽きません。ときには家族の眠りを妨げることもあるでしょう。

 

 このようなとき、夏は「暑い→喉が渇いた」と思って、水分補給を第一に考えましょう。家族が普通に飲んでいる水道水を与えても大丈夫です。哺乳瓶に用意しておいて少量ずつ飲ませましょう。

 暑かった夏も、これからは残暑で気温が上下し、朝夕は涼しいこともあります。そんなときは寝冷えに注意が必要です。赤ちゃんは大人より体が小さく、体重に対する皮膚の面積が大きいので気温の変化を受けやすいのです。