ほっと一息

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2021.06.08

いつでもどこでも手軽に体操 なるほど! 体操講座(4)――「スウェーデン体操」「ドイツ体操」「デンマーク体操」とは?

JA広報通信5月号

日本体育大学教授●荒木達雄

 

 体操は明治初期に海外から輸入された運動形態です。学校制度が成立したときに、現在の「体育」に準ずる身体運動に関する教科目として取り入れられました。

 その基本的な運動情報は欧州のスウェーデンとドイツから取り入れました。当時の日本政府の役人が欧州に出向き、身体運動の中心であった体操を学び、体育教科の中心として日本全国に伝播(でんぱ)しました。そして、「スウェーデン式体操」「ドイツ式体操」と称しました。さらに、1931(昭和6)年にはデンマークの体操チームが来日して体操演技を披露しました。それまで図解でしか接したことがなかった本場欧州の「動く体操」を目の前で見た体操専門家が、「デンマーク式体操」も加えました。1945(昭和20)年以降は、日本独自の体操文化も定着して現在に至ります。

 従って、「スウェーデン体操」「ドイツ体操」「デンマーク体操」は歴史的用語で、決まった運動形態が存在するものではありません。

 

 


1851年 当時のベルリンでの野外器具運動図

 

 

 

1913年 当時のスウェーデンの体操指導書から

 

 

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