ほっと一息

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2021.02.20

トラブル回避の基礎知識  身に覚えのない商品が届くトラブルに注意!

JA広報通信2021年2月号

国民生活センター相談情報部●山縣麻里

 

 

 海外から身に覚えのない商品が届くトラブルが増えています。
【事例】中国からの小包が自宅のポストに投函(とうかん)されていた。開けてみたらキーホルダーが入っていた。身に覚えはなかったが、納品書や請求書がなく目的が分からない。配送業者に受け取り拒否を申し出たが、開封済みなのでできないと言われた。どうすればいいか。

 

 身に覚えがない商品が届いた場合、

(1)家族が注文していないか、友人などからのプレゼントではないか、

(2)過去にインターネット通販で注文した未着の商品はないか、

(3)請求書が同封されていたり、クレジットカードに身に覚えのない請求が上がったりしていないかなどを確認してください。

 

 商品を受け取ってしまっても、注文した商品でなければ、売買契約は成立しておらず、支払い義務は発生しません。購入の申し込みをしていない者に対し、販売業者が一方的に商品を送付して代金の請求を行う、ネガティブ・オプション(送り付け商法)に該当する場合、その商品の送付があった日から14日間(商品の引き取りを販売業者に請求した場合は7日間)を経過するまでに、申し込みを承諾せず、かつ販売業者が引き取りをしない場合には、販売業者はその商品の返還を請求することができません。

 

 一方、事例のケースは請求書がなく送付の目的が分からないことから、販売業者による誤配送の可能性もあります。商品を一定期間は保管しておく方が良いでしょう。

 

 なお、届いた商品が「いわゆる模倣品」であった場合、海外に返送することで関税法違反を問われる恐れがあります。安易に返送することはやめましょう。

 

 トラブルを避けるため、普段から荷物を受け取る際のルールを家族で決めておき、身に覚えのない商品は受け取らないようにしましょう。